
あいさつ

次期開催県 富山県中学校体育連盟 会長川渕義弘 第13回(財)日本中学校体育連盟研究大会が、ここ白鷺城の町姫路市で開催されるにあたり、次期開催県として一言お祝いの言葉を申し上げます。 この研究大会が、兵庫県中学校体育連盟のすばらしい組織力で数年前から企画され、そして運営していただく皆様に深甚なる敬意と感謝の意を表しますとともに、私たち各県中体連の会員が共に学ぶことができますことに心からお礼申し上げます。 さて、今日、中学校教育の現場では種々の課題が山積しているなかで、複雑多岐にわたる社会の変化に対応していくためには、改めて心身の豊かさや健やかさが問われているところであります。そうした中で、生涯体育・スポーツに対する欲求や必要性が高まり、その活性化が時代の要請として大いに期待されています。特に、その時代を担う現在の中学生の体力の増強、体育・スポーツの向上に国民の期待は大きいものがあります。 この研究大会も本年度で第13回になりますが、第1回から一貫して「生涯体育・スポーツを志向した運動部活動をめざして」について研究協議がもたれ、多くの成果をえ、高い評価がなされています。今回の大会も、すばらしいコーディネータやシンポジストをおむかえし、さらにその内容を充実し、より課題に迫った具体的な方途が究明され、実り多い大会になることを願っています。 平成9年度は北信越ブロックでお引受けし、富山県中学校体育連盟が主管することになりました。内容については兵庫大会をはじめ、これまでの大会の成果を踏まえ開催された都道府県のご助言をいただきながら、より研究協議が深められるよう万全の準備を進めてまいりたいと思います。 富山県は、いま2000年国体をめざし「あいの風 夢のせて」のスローガンのもとに着々準備が進められています。「あいの風」とは富山湾の北東風のことで、古くからブリの豊漁など「キトキトの海の幸」を運ぶ風として広く県民に親しまれてきています。 また、開催地の宇奈月町は北陸でも有数の温泉郷で、四季折々、詩情豊かな赤いトロッコ電車で黒部川の渓流奥へ秘境ロマンを運んでくれます。会議やシンポジウムを終えた後の大自然との遭遇は、きっと人生に喜びの時間を刻んでくれることでしょう。ちょうど開催時期(11月6〜7日)には紅葉の真っ盛りです。ぜひ皆様の多数のご来県を心からお待ちしております。 最後になりましたが、この兵庫大会のご成功を祈念いたしまして、次期開催県としてのあいさつにかえさせていただきます。
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